雪の播磨自然高原
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夏の高気圧が張り出して、ここ姫路でも連日猛暑になっている。播磨自然高原は高原といっても標高がせいぜい300m前後なのでやっぱり暑い。完成したときの別荘にはエアコンはなかったが、昼間の暑さに耐えきれずに取り付けた。ところが夜はかなり涼しくなるのでクーラーは要らない。
私の車には車外温度計が付いている。夏は自宅を夜に出発してもしばらくは28度前後の熱帯夜であることが多い。ところが、町の中を抜けて周りが水田になったとたんに数度は下がる。別荘に着いたときには22度前後と6度くらい下がっているのだ。やっぱり都会はヒートアイランドになっていると思う。
10日は家族と一緒に別荘に泊まった。ゴールデンウィークほどではないが、この時期もたくさんの方がこの播磨自然高原に遊びに来ている。夏といえばプール。この高原にもプールがあって7月中ごろから8月末まで営業している。翌日はそこで子供と水遊びをした。
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実は山の中にある播磨自然高原の別荘地を買う前に、私が第一候補に挙げていたのは目の前に瀬戸内海国立公園の美しい海と島が見える場所であった。自宅から車を使って20分で行けるのも魅力だった。その景色に魅力を感じている人は私だけではないようで、このあたりには別荘地が点在している。結果的に言うと、その土地は売ってもらえなかったので仕方なく山の別荘地にした。それほど私はここから見える海が気に入っていた。しかし、海の別荘地はきれいな景色と引き換えに塩害対策が必要となる。私の自宅も海岸からわずか1キロほどのところにあるので良くわかるが、金属はすぐに錆びる。大きな台風が来て南風が吹こうものなら窓に塩がこびりつく。塩に弱い木の葉っぱは夏でも枯れ落ちてしまう。建物も傷むのが早いのではないかと思っている。天体ドームがあったとしても望遠鏡は錆びが問題となったかもしれない。
山にもいろいろ問題があった。一つは湿気。周りが自然のままの雑木林なので、晴れても湿気が充満している。そのため、古い別荘の建物の屋根は苔でおおわれてしまっているところが多い。落ち葉も馬鹿にはできない。晩秋に強風が吹くと屋根に葉っぱが降り積もりって雨どいを詰まらせてしまう。道路も溝も落葉でおおわれてわからなくなるので怖い。
さらには虫。これからの季節は虫とのゲリラ戦が始まる。ちょっと窓を開けているとすぐに虫が入り込む。手すりには蜘蛛。夜になると蛾が窓のガラスにいっぱい張り付いている。外では見たことのない虫がうようよいる。虫嫌いの人にはまさに鳥肌ものの世界である。
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3日は家族4人で別荘に泊まった。仕事の関係で1泊だけだったが、このゴールデンウィークともなると別荘地は人でいっぱいになる。
この時期以外の平日は、入り口ゲートから私の別荘まで約6キロの道で一台の車もすれ違うことなく到着することがよくある。ところが今回は違った。同じ道をいったい何台の車と出合ったかわからない程のにぎわいとなっていた。
さっきから隣の別荘から、小さな子供たちの明るくはしゃいだ声が弾んでいる。夜になると、林間の別荘にいっせいに灯がともり、見事な夜
景に驚いた。こんなにたくさんの家族が別荘に来ているのをこの時期以外は見たことがない。 山の家ではアート展が開催され、ここも多くの人でにぎわっていた。
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兵庫県上郡町から岡山県にかけて広がる標高200~400mの高原に播磨自然高原はある。
点在する別荘地は約3500区画。総面積は芦屋市より広く、敷地内の道路の総延長距離は130キロ以上と、全国の別荘地でも屈指のスケールを誇っている。
しかも一区画が350坪前後あり、隣の別荘が林で隠れてしまうくらいゆったりとしている。
別荘地に行くにはゲートがあり、警備員が入山する人のチェックをしている。もちろん、水道や電気も供給されているのだ。
また、ゴルフ場やプール、テニスコートもあるので大人から子供まで楽しむことが出来るがが、何といってもこの高原の魅力は本当の自然がいっぱい残っていることだと思う。
春は花に始まり、夏は緑、秋は紅葉、冬の晴れた日には遠くに雪化粧した兵庫県の最高峰「氷ノ山」や「三室山」、中国山地の最高峰「大山」までも望め、四季折々で感動できる。
月明かりのある晩にベランダに出てみると、しーんと静まり返った闇に時折聞こえるのは鹿や鳥の鳴き声だけ。遠くの山を見ているととても心が落ち着く。
夜空は、周りに町がないので光害(町の明かりが空を明るく照らし、星空を見えにくくするのでこう呼ばれる)の影響もなく、まさに満天の星空がひろがっている。
しかし、こんな素晴らしいところにも実は問題がある。それは会員の高齢化。昭和40年代に買われた会員の多くが70歳を超えて別荘に行かなくなり、売りに出すところが増えてきているのだ。
さらに、多くの方が敷地内にあるゴルフ場の会員権付き分譲地として買ったのに肝心のゴルフ場が破綻してしまい、会員としてのメリットがなくなってしまったのが追い討ちをかけている。
このまま減少が続くと、道路・水道の維持管理を会員の年会費から運営している仕組みそのものが破綻してしまう懸念が出ている。
こんなところではあるが、自然と星空の素晴らしさとインフラのバランスは最高だと思う。詳しくは播磨自然高原のホームページをご覧になっていただきたい。
たくさんの方が新しく会員となってここが活性化され、天文ファンとしても関西の星見の一大拠点になって欲しいと願っている。
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