沸騰都市「上海」
この時代にものすごい勢いで延びている都市をNHKが取材した番組、「沸騰都市」シリーズをテレビで見たことがあった。この上海が入っていたかどうかはわからないけど、この町を観光してみて、この番組のタイトルが一番に頭に思い浮かんだ。
日本からほんの2時間ほどのところに、いつのまにこんな巨大な街ができたのだろうと驚くばかりである。ところが実際に街を歩いてみると面白い。新しいものと古いものが同時に存在しているのだ。新しいもの代表はリニアモーターカー。上海とハブ空港の上海空港を時速450キロで走っている。また、地上492メートル、101階建ての世界一のビル「上海ヒルズ」(日本の森ビル所有)をはじめ、超高層ビルが林立している。すぐ隣では、4年後にその森ビルを抜く超高層ビルの工事が始まっていた。
一方、近代的なビルからちょっと路地に入ると、そこには日本の昭和30年代のような家や店が今も残っているのだ。そしてどの店もお客がたくさん入って賑わっているようにみえた。初めはそんな上海の町に違和感を覚えたが、昭和31年生まれの私には、子供の頃の店を思い出させてくれて、どこか懐かしい感じがしてきたのだ。
そして何よりも人が多い。どこを歩いても人、人、人の山。車も高級
車がたくさん走っているが、交通ルールはめちゃくちゃ。車は平気で割り込み、クラクションをバンバン鳴らしながら走っている。バスの最前列に座っていると右足に力が入って疲れてしまった。ここでは車優先なのだろうか、歩行者は信号が青になっても車を気にしながら渡っているのだ。でも、町全体の活気はすごい。
人口減少社会になった日本を壮年とすると、上海は少年だ。やんちゃで未熟なところがあるけれど、まだまだ伸びるエネルギーがあるように思えた。
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