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2009年7月31日 (金)

木星の衝突痕

Photo 722日の天文ニュースで、木星に小惑星か彗星が衝突したと思われる暗斑が出来ていることを知った。ハッブル宇宙望遠鏡の画像を見ると、これだったら小さな望遠鏡でも見えそうだと思った。しかし、日本列島には梅雨前線が居座って、全然晴れない日が続いていた。

28日の夜も曇りだったが、23時頃になってから南の方だけ晴れ間が広がり、明るい木星が見えてきた。普段なら、こんな状態では望遠鏡は出さないが、衝突痕が見えるかもしれないと思い、あわてて15センチ反射望遠鏡をベランダに運び出した。

倍率を218倍にして木星を視野に入れると、赤道縞付近にガリレオ衛星の影がまず目に付いた。そして南極付近に目をやると、黒い模様がすぐに確認できた。

これならもっと小さな望遠鏡でも見えるかもしれないと思い、7.6センチ屈折も引っ張り出して、何度もその辺りを見たが、残念ながら確認できなかった。これが口径の差なのだろう。

15年前にも、分裂したシューメーカー・レビー彗星がこの木星に次々と衝突したことがあった。そのときも衝突痕が小望遠鏡で見えてびっくりしたが、巨大な木星では、こういうことはよくあることかもしれない。

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2009年7月28日 (火)

沸騰都市「上海」

Photoこの時代にものすごい勢いで延びている都市をNHKが取材した番組、「沸騰都市」シリーズをテレビで見たことがあった。この上海が入っていたかどうかはわからないけど、この町を観光してみて、この番組のタイトルが一番に頭に思い浮かんだ。

日本からほんの2時間ほどのところに、いつのまにこんな巨大な街ができたのだろうと驚くばかりである。ところが実際に街を歩いてみると面白い。新しいものと古いものが同時に存在しているのだ。新しいもの代表はリニアモーターカー。上海とハブ空港の上海空港を時速450キロで走っている。また、地上492メートル、101階建ての世界一のビル「上海ヒルズ」(日本の森ビル所有)をはじめ、超高層ビルが林立している。すぐ隣では、4年後にその森ビルを抜く超高層ビルの工事が始まっていた。Photo_2

一方、近代的なビルからちょっと路地に入ると、そこには日本の昭和30年代のような家や店が今も残っているのだ。そしてどの店もお客がたくさん入って賑わっているようにみえた。初めはそんな上海の町に違和感を覚えたが、昭和31年生まれの私には、子供の頃の店を思い出させてくれて、どこか懐かしい感じがしてきたのだ。

そして何よりも人が多い。どこを歩いても人、人、人の山。車も高級Photo_3車がたくさん走っているが、交通ルールはめちゃくちゃ。車は平気で割り込み、クラクションをバンバン鳴らしながら走っている。バスの最前列に座っていると右足に力が入って疲れてしまった。ここでは車優先なのだろうか、歩行者は信号が青になっても車を気にしながら渡っているのだ。でも、町全体の活気はすごい。

人口減少社会になった日本を壮年とすると、上海は少年だ。やんちゃで未熟なところがあるけれど、まだまだ伸びるエネルギーがあるように思えた。

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2009年7月24日 (金)

上海の皆既日食

Photo上海は前日まで時折青空も見えて、もしかしたらという期待もあったが、当日は早朝に雨が降り、厚い雲に覆われていました。観測場所は上海から60キロ程離れたところにある大きな公園を貸し切りにしてあった。ここに当日、トップツアーの日食ファンが1500人くらい集まった。

会場には望遠鏡メーカー・タカハシのメインテナンスコーナーや望遠鏡で日食をライブ映像で見ることができる設備もあった。また、日食をカウントダウンしてくれる放送設備、移動式トイレやミスタードーナッツもあり、盛り上がるには十分な設備が整っていた。

肝心の空はというと、第一接触になってから第2接触まで、時折雲の切れ目から日食を見ることができたのだが、皆既直前からは厚い雲に覆われ、一度もコPhoto_4ロナを見ることができずに終わってしまった。さらに皆既が終わる頃には雨が降り出し、Photo_2大雨に…。皆既で気温が急激に下がったからかもしれない。天気も自然現象ですから仕方がありません。

正直、これだけ楽しみにしていた皆既日食が駄目だったら、自分はきっとすごく落ち込んで、もう二度と行かないというふうになるのかなと思っていたのだが、そうではなかった。逆にますます見たくなった。

曇ってはいたが、皆既になる直前のどんどん暗くなっていくあのドキドキ感、ワクワク感を久しぶりに体験することができた。また、雲間からちょっと太陽が見えただけで1500人が一斉に盛りあがり、この場にいたからたからこその感動があった。

私と一緒に参加してくれた3人は初体験だったが、それだけでもすごく喜んでくれたのは幸いだった。私も含めて、いつかまた皆既日食に行こうということになったのだ。

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2009年7月20日 (月)

上海に行ってきます

皆既日食まであと2日になった。昨夜は持っていく機材をもう一度チェックしてから梱包し、スーツケースに詰め込んだ。Photo_2

明日の朝、岡山空港から上海に向けて出発することになっているが、心配なのはお天気。毎日、上海の週間予報を見ているが、当日は雨の予報となっている。

これまでの経験から、週間予報が外れることはよくあるので(中国ならもっとありそうな気がする!)、まだあきらめてはいないが、スーツケースに日傘とともに雨傘を追加することにしました。(悲しい)

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2009年7月12日 (日)

皆既日食カウントダウン

2 皆既日食本番まで残り10日になった。テレビなどでも毎日報道されるようになり、否が応でも心が高ぶってくる。

私が上海に持っていく機材もここにきてやっと絞り込むことが出来た。一時はあれもしたい、これもしたいと欲張りなことも考えたが、やはり自分の目で見ることが一番ということで、写真はあくまでも記念写真程度にしようと心に決めた。本格的な写真は近くで一番立派な機材を持っておられる方と親しくなって…(^^!)

そのかわり、目で見るための機材にはちょっとこだわった。主力機はキヤノン15×45防振双眼鏡である。この双眼鏡を使ったことがある方はわかると思うが、これで見る月はものすごくシャープだ。15倍を両目で見ると、感覚的にちょうど望遠鏡と双眼鏡の中間にあたり、これでしか味わえない感動がある。もちろん、前回の日食でも活躍した。特に今回は太陽高度が高く、手振れ補正機能の付いた双眼鏡の効果は絶大だと思っている。

そしてもうひとつ、もっと詳細なコロナやプロミネンスを見るために選んだのがテレビュー76の双眼装置仕様である。6月の晴れた夜、実際と同じ高度の月で防振双眼鏡と望遠鏡の倍率を変えながら観望してみた。そして選択したのが、18ミリの広角接眼鏡を2個取り付けたビノビュー仕様(倍率53倍)。手持ちの双眼鏡と望遠鏡の天頂ミラーの双眼装置の組み合わせにすると、視線の移動も少なくて一番快適に見ることができた。

また、4人がそれぞれ双眼鏡を持っていくので、全員で大きく広がるコロナのスケッチに挑戦するつもりである。皆既中は目でしっかりと頭に焼き付けて、皆既終了後に一気に描きあげることにしているが、私はあまり自信がない。

写真は前回同様、大判カメラでの多重露出と魚眼レンズで本影錘の移動を撮影しようと思っている。それと、広角ズームで日食の情景を手持ち撮影する予定である。また、一緒に参加する義理の弟にはビデオカメラ撮影をお願いしている。皆既が始まったらほとんどオートで撮影できるように考えている。

あとはお天気次第である。今回は大勢の方が皆既日食に行かれるようである。皆様の成功をお祈りしています。

写真は魚眼レンズによる皆既日食の本影錘

撮影データ:2001年6月21日15時09分30秒 カメラ:ニコンF100 レンズ16ミリF2.8 露出1秒 フィルム:ベルビア100F 撮影地:ザンビア

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